思考の試行

「無限増幅のうそ地獄」

世界が終わる夢を見ました。

 

世界が霧がかって、歌が聴こえてきたら終わりが始まります。どこからともなく腐敗した臭いが漂って、わたしたちは徐々に意識を失います。

世界の最後は体温を失い、氷河期のようになると聞いていました。そこである噂が立ちます。

「終わりが始まったら、ある特殊な、圧縮袋のような被り物をすると、クリアな酸素を維持したまま眠るように穏やかに気を失い、体はそのまま冷凍保存の状態となって100年後に目を覚ます」といった内容でした。

世界が体温を取り戻すなんて、どこにも確証はありません。だけどわたしたちはそう信じていました。

いよいよ世界が終わる時分、わたしは知らない人たちの中で一人ぼっちで被り物をします。一度被ると外の様子は薄ぼんやりとしか窺うことができず、また音もなんとなくとしか聞こえません。

単純に早くその時を迎えたのか、それとも被り物のおかげか、わかりませんがわたしの意識は徐々に薄れます。その中で、わたしは気付きます。「なんだ、やっぱり死ぬんじゃん」

クリアな酸素を維持なんて嘘でした。とても苦しいけど、体温が下がり始めた体は重く、抵抗する元気もありません。徐々に思考が鈍くなりながら、わたしは「100年後には彼氏とどこかで元気に再会できるんだろうか」と静かに思います。

 

や~静かだけど不気味な夢だったな~あのまま完落ちするとこまで見てたら本当に死んでたんじゃねえかって思うわ。

冒頭の世界の終わりについての部分、目覚めてから思ったけどビルダーズの2個目の島の最初みたい。まさにあんなほの暗くて寂寥な雰囲気だったし、みんなが一心に未来を信じてるのもなんかあの農業諦めてない人みたいな感じ?ビルダーズちょろっとやったの正月頃なのななんで今さらこんな夢見るかな。

あと最後にうっすら彼氏のこと考えるってのは、完全に昨日の夜テンション上がって寝てる彼氏に一時間起きに電話かけたからだと思うんだよね。出なかったけど。

こんなに不気味で意味ありげな夢なのに冷静に考えたら普通に現実の影響受けてるのが笑えちゃうな。

 

ちなみに夢の中ではわたしの視点は第三者です。いつも自分で自分を見下ろしている、というかなんかドラマとか漫画みたいな視点なんです。そんなんだから夢の主人公がいつも自分の姿してるとは限らないんだよね、人間ではあるんだけど。

普段夢日記とかしないけど、不気味ながらに美しくて印象的な夢だったし、丁度アウトプット強めたいと思ってるときだったから文字起こししてみました。ブログ、誰に見せてるわけでもないけど。