思考の試行

「無限増幅のうそ地獄」

何もないくせに求めることだけ覚えてしまった。

好きな人にただ好かれてるだけじゃ満足のいかない体たらく。

好きな人はたくさんいる。ただ、その人たちの1番好きな人になれないのが悲しい。わたしはその人たちを1番好きじゃないのに。そのときそのときに1番にわたしを思ってほしいけど、なにも与えられないわたしにその資格はないし、それが正常でわたしがおかしいこともわかってる。

わたしを好んでくれる人もたくさんいる。ただ、その人たちがどうしてわたしを好んでくれてるのかわからないから自信がない。いつまでも好きでいてもらえる可能性を考えたときにどれも0に近くて辛い。自分の魅力がわからないから好んでくれてる人の好みをなんとなく把握して理想に近付いてしまう。それで好かれてもそれはわたしじゃないのに、それでも満たされる自分がいて辛い。寄せて作った幻想だからその場凌ぎのガラクタなのもわかってるのにやめられない。自分で自分の首を絞めてるみたい。自分で作った催眠薬に自分がかかって苦しくなってる。馬鹿としか言いようがない。

幸せになりたい。なにも考えなくてよくなりたい。満たされて生きてたい。それが無理なら死にたい。

ずっとずっと好きだった人が先日ついに振り向いてくれた。嬉しかった。すごく深く愛してくれるけど、いつかまた離れるんじゃないかって怖い。その人をなくしたら今度こそわたしには何もなくなってしまう。でもわたしにはその人しかないから、彼に与えられるものって何もなかったことに気がついた。だから怖い。わたしなんていいものじゃないよって言っても、好きだから好きなんだとしか言ってくれなくて余計に自信がなくなった。何が彼の理想で何を彼が求めてるかわからないから作る幻もない。ありのままの自分はすごく後ろ向きで、主体性がなくて、ちっぽけで、それを弱くて守るべきものと思わせる容姿もないし、カバーできる教養もない。いつもいつも不安だからいつもいつもわたしのどこがいいのか悩んでしまって、きっといつか鬱陶しく思われるんだろうなって安易に予想できて辛い。だけど少しでも理想を知りたくて答えを求めてしまう。いつだって答えはないからまた自信がなくなってしまう。本当ならすごくすごく有り難くて幸せなことなのに、自分で負の方向に繋げてしまう。1つでも誇れる部分があれば違ったかな、自信をもって愛されて、自信をもって愛せたかな。

他人から見ればきっとわたしは幸せなんだろう。わたしもわたしが幸せなのをわかってるから辛いんだろう。贅沢に生きてるから満たされないんだろう。

何一つも欠けてないのに泣いてるわたしを可哀想だねって思う?愛想つかして見放してもまた戻ってきてくれる?

こうやって周りにすがっていられるうちはまだマシなんだろうな。気付けば一人になってて、そこからが本当の地獄なんだろう。そのときわたしは勿論生きてなんかいられないだろうし、自分がどれだけ幸せだったか思い知るんだろう。

そしてそれはそんなに遠くない未来にあるんだろう。

だけど、いつ消えるかわからないような危うくて不安定なわたしに責任を感じるくらいなら突き放してほしい。あなたが、あなたたちがわたしを保護する義務はないから。枷に思われるくらいなら早く離れてほしい。自分で自分がイヤになって死ぬときは一人でいい。あなたたちになんの責任もない。救えなかったなんて思わなくていい。救われる努力もしてないわたしのために十字架なんか背負ってくれなくていい。変に苦しませたくないから、付き合いはほどほどでいい。わたしは素直に人に助けを求められない性質だって自分でわかってるし、それが親密であればあるほど難しくなるし、好きだと思う人といるときくらい笑ってたいし、重たくなる前に逃げてほしい。わたしは自己中な寂しがりだからあなたを想ってわたしから離れるなんて到底出来そうにないけど、あなたがあなたを想ってわたしから距離を置いたときに孤独の自己処理くらい出来るから、大丈夫。だからみんな上手くわたしを利用してほしい。必要なときにいつでも傍にいるだけの存在として置いてほしい。それでいい。わたしは寂しくても大丈夫だから、大丈夫って言い聞かせられるから、程よく使って消費してほしい。そのまま磨り減ってみんなが寂しくなくなったときにこっそり消えさせて。みんなに忘れられたその瞬間にひっそりいなくなれればいい。それでいい。